小笠原 扇池
/東京都
2011年、世界自然遺産に登録された小笠原諸島にある南島。無人島のこの島に美しいコバルトブルーと白い砂浜が広がる扇池があります。映画のワンシーンに出てくる様な美しい景観は、ガイドブック等でもよく扱われています。地質・生物学的にも貴重な事例が数多く見られるエリアとされており、独特で特徴的な形は非現実的なようで目を奪われること間違いなしです。島内の砂丘には約1000年前に絶滅した半化石が見られるなど、歴史的に見ても興味をそそられる場所です。絵に描いたような青く澄んだ海や空、白い砂浜は隠れ家のようで自然の豊かさを存分に感じられるでしょう。南島にはガイド同行で定められた経路からのみの上陸となっています。
白米千枚田
/石川県
石川県能登の最高峰である高洲山の裾野に沿って、海岸沿いにある水田が階段状に無数に広がる白米千枚田。景観の美しさはもちろんのこと、海へと向かって広がる約2000を超える階段状の水田は一度は見たい絶景です。春夏秋冬でその季節ごとの植物や風景の違いを感じられるのも魅力の1つです。秋は黄金色の稲穂が実り風に揺られ、冬は雪模様に覆われて秋から冬にかけてはイルミネーションが点灯されます。のどかなようでいて、存在感を解き放つ様は見る者の心を奪うことでしょう。農林水産省の「つなぐ棚田百選」や文化庁の「国指定文化財名勝」にも指定されています。多くの人々を引き付けてきたその美しさを見れば心癒される時間を過ごせるはずです。
上高地
/長野県
国の特別名勝・特別天然記念物に指定されている上高地は、3000ｍ級の北アルプスの山々を間近に望む日本屈指の山岳リゾートです。1500ｍの高地に位置している為、避暑地として、夏は観光客で賑わいを見せます。山々を映し出す水鏡の「大正池」や橋上から山を拝める「田代橋・穂高橋」、繊細で美しい木漏れ日が見られる「岳沢湿原」など数多くのスポットが存在。そのどれもが幽玄な景色でいて、せわしない日々を送る人々の心を癒すような穏やかな場所です。非日常のような大自然に包まれ自然の音や匂い、風を目や耳や肌で感じられるでしょう。古くから変わらない今なお残る自然のよさを感じられるはずです。散策したり、キャンプをしたりさまざまな楽しみ方ができます。
天橋立
/京都府
日本三景の一つ。特別名勝である天橋立は、宮島（広島県）、松島（宮城県）と並ぶ、日本の絶景地として知られています。また、海と砂浜のコントラストが作り出す、白砂青松のたいへん美しい場所として有名です。宮津湾から阿蘇海を切り取るように伸びるさまが、龍が天に昇る「昇り龍」に例えられるほど縁起がよいものとして知られています。「天橋立ビューランド」、「傘松公園」、「天橋立雪舟観展望休憩所」の3つの展望所から天橋立を一望できます。眺める場所や時間帯によって変わる表情はそのときにしか見られない特別なものです。観覧車やサイクルカー、ケーブルカーなどからの眺めもおすすめです。展望台から見る海に夕陽が沈む様子も趣が感じられます。
角島
/山口県
マリンブルーの海の上にかかる角島大橋は西長門海岸随一の景勝地。全長1,780mで橋の両端には展望公園が整備されており、通行無料の橋としては日本屈指の長さを誇ります。数多くのメディアでも取り上げられ、多種多様なレジャーを楽しめるスポットとしても注目の的。「角島大浜キャンプ場」や「角島大浜海水浴場」では、眼前に透き通るほどのコバルトブルーの海が広がります。105段の螺旋階段からなる「角島灯台」を登ると角島の自然に溢れた光景が広がり、時を忘れてしまったような感覚に。晴れた日の清々しい天気のときはもちろん、日が沈む夕暮れどきの哀愁漂うような雰囲気の角島の景色も、なにものにも形容しがたい美しさがあります。
関市 モネの池
/岐阜県
岐阜県関市の山の中に位置してる、クロード・モネの絵画『睡蓮』を彷彿させると話題になったモネの池。池のなかのカラフルな鯉が確認できることから、かろうじで水があることがわかるくらい透明度が抜群です。澄んだ水のなかを色とりどりの鯉が気持ちよさそうに泳いでいる姿は、見る人の心を癒すことでしょう。池の背景には木々が並び、新緑や紅葉を楽しめます。また、5月から10月頃にかけて睡蓮、6月から7月にかけてアジサイの花も咲き季節の移ろいを知らせてくれます。池の中の水草も黄、オレンジ、赤と色を変えより一層美しい景観を作りだしています。水量や光の差し方などによって池の水の見え方が変わるので、いつ訪れても違った表情を堪能できるのも魅力です。
